パンは世界の主食
パンは古くから人々に親しまれている、歴史のある食べ物です。紀元前6000年には最初のパンが開発されていたのではないかと言われています。小麦粉などから作った生地を発酵させ、焼いたものがパンです。生地はナッツやクリームが練りこまれたり、惣菜が包まれたりなどされることがあり、また、蒸したり、油で揚げたりという調理方法もあります。シンプルで飽きが無く、拡張性もあるというのが、今日まで世界で広く普及した理由ではないでしょうか。
パンの必要性
ホームベーカリーやレシピがあれば、ご自宅で簡単に手作りこともできるというのも魅力のひとつだと思います。おいしいパンづくりが学べるパン教室なども最近は習い事として人気があります。食が欧米化してきた現代、コーヒーやスープ、牛乳やチーズなどにも良く合うパンは、洋食のお供としてたいへん親しまれています。洋食メニューに合うのはやはりパンなのです。
パンの原料について
日本のパンの原料として一般的なのが小麦粉です。海外では材料としてライ麦や大麦の粉が使われることも多いです。また、ヨーロッパや南アメリカではトウモロコシの粉を原料とすることも珍しくありません。日本でも、最近ではお米からを製粉した米粉を使ったパンが登場しています。今までのパンとは違うモッチリとした食感があり、米需要の拡大も期待されるなど注目を浴びています。
パンの人気ランキング
近年、欧米食の流入や日本でのパンの普及にともない、日本でもいろいろなパンを見かけるようになりました。クロワッサンやフランスパンなどの、外国の伝統的なパンから、メロンパンやカレーパンなど、日本人の為に改良されてできたパンなど、また、スコーンやマフィンなどのケーキのようなパンまで、様々なパンが手に入るようになりました。たくさんの種類があるパンのなかで、今人気のパンを気になるカロリーや簡単レシピなども交えてご紹介します。


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パンのコラム
みんなのヒーロー「アンパンマン」
パンが登場するマンガで有名なのが「アンパンマン」ですよね。1973年に今のようにアンパンの頭をもつアンパンマンが登場して以来、子どもたちの人気者として国民的キャラクターの不動の地位を誇っていますが、その原型は実は1969年に描かれたもの。そのときのアンパンマンは頭からつま先まで普通の人間の姿をしていたというのは驚きです。また、あんパンというのは日本で発明されたもので、明治時代に木村安兵衛という武士の人が日本人の口にあうようなパンをということで試行錯誤の上完成したものがあんパンなのです。
「パン」は何語?
「パン」という言葉、カタカナ文字なのでついつい英語と思ってしまいそうになりますが、実は違うのです。英語ではパンのことを「ブレッド(bread)」といい、「パン(pan)」というと「鍋」を指す言葉になってしまいます。日本で言うパンは、ポルトガル語から来ています。16世紀ごろにポルトガルの宣教師によって伝えられた為、今でも日本では「パン」と呼んでいるというわけです。
